コトリ式

人、ときどき木

ぼくはときどき木になる
まわりのことなんて
おかまいなしに
ただじっと立っている木に
きみが 話しかけたら
ちょっと葉っぱをゆらすだけ
ことばは風のように
どこか遠くへ飛んでいって
(いつのまにか)
きみは小鳥になって
ぼくのこずえで休んでいる
ああ こんな夜
ぼくはドキドキ木でいる